Xiaoxin Pad Pro(2021)長期レビュー。純正スタイラスペンやおすすめアクセサリも紹介

ガジェット
2021年6月に発売されたXiaoxin Pad Pro2021年版を5ヶ月使ったので長期レビューしてみます。
今はこんな感じ

良いところ

Snapdragon870の3年戦えるハイパワー

スマホのSoCは昨今から熱問題に悩まされていたり、888から上はスコアが伸び悩んでいるので870さえあれば暫くはハイエンドと行って戦えるのかな、と思います。
アプリ開発時でも、これくらいの速度があるとベンチマーク的に動かしやすい。

有機ELが綺麗

Xiaoxin Padはいわゆる疑似QHD+と言われるペンタイル(1ピクセルあたりの画素がRGBの3色ではなく2色)で、バチっと色が綺麗に出ないと言われる(感性的な表現なので気になる方はググってください)のですが、人生初のサブピクセル体験であるHTCの2010年のスマホX06HTの印象と比べると格段に良いので、まあ厳格なデザインを行う人とか、目が肥えた人であれば注意した方が良いかもしれない。

ZUIがそこそこ快適

中華ナイズされた独自UIですが、iOSライクなフリップで操作でき、戻る/ホーム/タスクが表示されるUIを消すことができるので、11.5インチの画面を活用したりできます。
PCモードの存在や横向きレイアウトに最適化されたUI制御が付いているだけあって、AOSP的なカスタムROMを入れるよりも快適に使えています。

競合不在のハイエンドタブレット

Xiaomi Padもパッケージとして非常に似ているのですが、あえてメリットだけを挙げるならばLenovoの方が軽く、画面が大きく、SoCも違う(Snapdragon 860 vs 870でAntutuのスコアが10万点違う)といった所。

バッテリがめちゃ持つ

非LTEで待機時の消費電力が少ないのもありますが、8600mAh乗っているだけあって気づいた時に充電する位のスタンスで十分使えちゃうのは凄い。

悪いところ

以外と少ない。漫画アプリ見て動画見つつペンでメモ取ったり落書きしたり自作のアプリの動作検証したり、といった使い方をした上で。

グローバルROM無し

日本の環境で使おうとするならばMoreLocale2等のアプリでロケールを変更しながら使う必要がある点や、UIが完全に日本語化出来ない(英語/日本語表記が混在する)ので、その辺りに不快感を感じる人は避けたほうが良いかもしれません。

GPS無し

モバイルルーターと繋いで車載で~とか、GPSに頼った使い方をするのは無理。

横持ちレイアウトを前提としている

いわゆるiPad系のような「縦持ちで上部にカメラがある」デザインと違って長辺側にフロントカメラが付いているので、インカメラで操作する場面(バ美肉系アプリやZoom等)で綺麗に自分を移したい場合は横向きが前提になります。
その上で11.5インチあるので、レイアウト的に机の上を専有しちゃうなあ…とおもうタイミングがあります。

iPadなら縦でも横でも制作側がそれを考慮してくれて良い感じのUIになってくれるのですが、Androidの場合WQHD+という一般的なアスペクト比であるものの強制的に縦向きになったり表示が変になったりするので、アプリの相性が悪い場合や、PCモードを使った回避が必要になったりします。まあこれはXiaomi Padを含めAndroid勢の宿命みたいなものですが。。。

買ったアクセサリ

Lenovo Precision Pen2

Androidタブレット版のClip Studioがいい感じ、みたいな記事を見たので買ってみました。
だいたい高さ1cmくらいの所からパームリジェクションが働く(ポインタの先端を認識し始める)ので、雑に作業する時も隅までペン先が届いて便利です。

アプリの方も傾き検知が効くので、有機ELとバチっとハマると良い絵になるので良い感じ
(ただし作例は無し)
Precisionペンは日本であまり売る気が無いのかわからないのですがLenovoの公式ECでは欠品になるタイミングが多く、JD.COMやAliexpress等の海外通販を駆使して手に入れる必要がありそう。

Baesusのフリップスタンド

貼った様子
いわゆる「ノートPCに10度くらいの傾斜をつけて操作しやすくしますよ」系アクセサリ。
丁度カメラの凸部より気持ち高いくらいの背があるので、寝かせた状態でもカメラの出っ張りでデコボコ、なんてことにならない効果もありつつ、スタンドを立てればいい感じに傾斜が付いてくれます。
立てた時
使用中。だいたい15度くらいの角度が付く
丁度良い感じに足が収まってくれる。
不満点を挙げるならばフルアルミであるために足が机に傷を付けやすい構造になっているので気になる場合はビニールテープでも貼ったほうが良いのと、アルミとは言え50gくらいあるのでずっしり感が増すこと。
ただまあ「持ちながら使う」場面より「机の上に置いて使う」場面の多いタブレットに関しては、お絵かきとか動画視聴時に角度が付いていると見やすさが格段に違うので自分の使い方だとシックリ来てる。

※Baesusのこの製品は日本では手に入りにくいですが、同様の「ラップトップ傾斜させる系アクセサリ」であればだいたい使えると思います。